amazarashiの『光、再考』を自己肯定が出来ず、日本社会で生きることに悩む者たちに届けたい。
『光、再考』に出会ったのは高校生の頃だった。
そもそも『光、再考』というのはamazarashiさんが2009年2月に発売した1stミニアルバムに含まれている曲であり、ミニアルバムの名前にも使われている。
amazarashiさんの歌詞はどれもこれも強烈で力強い歌詞が多いのだが、僕は特にこの曲が好きだ。
高校生の頃、明確な理由も無いけれどなぜか自分のことを肯定することができず、どうして生きているんだろうとか、何のために生きているんだろうとか、ぼんやりと考えてしまっていた当時。
こんなこと誰かに相談することでも無いだろうし、でも考える事もやめられないある日、youtubeでこの曲を見つけたのがきっかけ。
この曲に僕という存在を許されていること、誰の許可もいらない、僕らしく生きていいということを教えてくれた気がして。
音楽を聞いて涙を流したのはこの曲とBUMP OF CHICKENの『K』だけ。
そんな励ましから数年。
またもや自分という存在が社会で生きづらいこと。自分なりに頑張っていること、それでも頑張りが実らない現実。こんなことになってしまった自分を責める日々がやってきた。
自己肯定感というものを持ち合わせていない僕は僕自身を好きになれずに生まれ変わりたいなとか思っていたり。
やっぱりそんな時に元気をくれたのはこの曲だった。
もしかすると歌詞の意味合いはまったく別物なのかもしれないが。
それでも歌詞に励まされたことは事実であって。
朝が来るたび陰鬱とした気持ちで
それでも青い空が好きなんだ
降園ではしゃぐ子どもたちと新聞紙被って寝てる家の無い人
未来は明るいよ 明るいよ
なんとなくどこか自分の朝の憂鬱を言っている気がして。
そんな僕でも未来は明るいと思って良いのだろうかと思ったり、
もし生まれ変わったらなんて
二度と言わないで
今君は日陰の中にいるだけ
ただそれだけ... それだけ...
僕を否定することもなく、且つ未来が明るいことを教えてくれていたり。
こんな僕にも光が射す時がやってくるんだろうと。
端から端まで歌詞から元気や励ましを頂けます。
きっと自分を認められず、そして社会での生き辛さに悩んでいる人は多くいらっしゃるかと思います。
そんな方に心からオススメしたい一曲です。
ちなみに、
spotifyで聞けます。本当に有難うございます。